明けましておめでとうございます
2020年も子ども達の未来を明るくするために尽力していきたいと思います。
先日、「サッカーを習いたいのですが、良いチームを知っていますか」と保護者様に相談を受けましたので、今回はスポーツチーム選び方に関して私が気にしているポイントについて書きたいと思います。
【指導者の良し悪し】
なんといってもこれに尽きると思います。チームの良し悪しは指導者次第と言っても過言ではありません。チームの方針も含め、子ども達がよりよく成長するために指導者がどのように考えているかはとても大切なことです。上達の最大のポイントは「楽しい」「好き」になることですので、子ども達の「好き」を引き出せるかが良い指導者の特徴です。
【厳しさ】
子ども達に対して厳しさは必要です。ただし、怒鳴ったり支配者的に振る舞うということが厳しいということではありません。「厳しさ」とは指導者としての軸があって、子ども達がその一線を越えた時に毅然とした態度で叱ることができるかどうかが必要なのです。もちろん体罰は問題外です。「よく怒っている」=「厳しい」とは違いますので厳しさの本質を見抜いてもらえればと思います。
【育成型チームか勝利型チームか】
これはどちらかが正しいという問題ではないかもしれませんが、私の考えとしては子どもの間はしっかりと育ててくれるチームの方が良いと思います。試合に勝つという事はスポーツの目標ではありますが、勝つことが目的になっているようなチームは良くありません。例えば試合に勝つために上手な子しか試合に出られない、子どもをロボットのように決められた動きしかさせないチームは育成型とは呼べないでしょう。つまり「強いチーム」だから良いというわけではないということです。
【練習は工夫されているか】
いつも同じで子どもが飽きるような事ばかりしているのは指導者の勉強不足といえます。例えば一つの技術を習得する練習だったとしてもたくさんのバリエーションを考えられているかどうかはチームを見る指標になるでしょう。
【練習時間はどれくらいか】
練習時間は長ければいいというわけではありません。だらだらと長くやっているのは、集中した短時間の練習に劣ります。特に何もせずに待っている時間が長いようなプログラムを組んでいるチームはよくありません。
色々書きましたが、そもそも子ども達がなんのためにスポーツをするかをよく考えればおのずと選べるようになるはずです。スポーツをする本質は子どもの成長の為にあると私は思います。子ども達に良い影響を及ぼすようなチームを選びたいものですね。