2020年10月でARPSはおかげさまで7周年を迎えました。コロナ問題もまだ渦中にありますが、8年目もスタッフ一同力を合わせて、子ども達の笑顔をたくさん見られるように頑張りたいと思います。
さて、ARPSでは運動能力の向上はもとより、レッスンを通して、将来子ども達が「幸せに生きる力」を身につけて欲しいという目的があります。今回はレッスン中に子ども達に伝えている事や私の考えをを少しまとめたいと思います。
【やる前からすぐに「出来ない」「無理」と言わない】
できるか出来ないかはやってみないとわからない。しかも子ども達にとって出来ない事なんてほとんど無いと思っています。すぐに「苦手」「嫌い」というのも、経験を重ねた大人がいうのであればわかりますが、子どものうちから自分の世界を狭めないようにして欲しいと思います。
【「失敗」はたくさんしていい。けど「失敗」のままで終わらせない】
失敗を怖がってやろうとしない子は沢山みてきました。「失敗をダメな事」にしたり「出来た結果だけ」を褒めると、すぐに出来る簡単な事しかやらなくなってしまいます。私は「すぐにできる事が偉いんじゃなくて、出来るようになるまで努力した事の方がすごい」とよく言います。
【他人の時間を取らない】
時間はとても大切なものです。時間の使い方が人生を豊かにする一つのキーワードだと思っています。ARPSでも分単位でレッスンを構成していますが、例えば子ども達がダラダラしてレッスンが止まってしまう時は「他人の時間を取らないようにしよう」と伝えます。自分の時間や他人の時間を大切にして欲しいのです。
【相手に伝える】
人はやはり一人では生きていけません。そして人と関わるためにはコミュニケーションが必要です。Cクラスやベーシッククラスになると「先生に伝えたいこと」をレッスン前に発表したり、ゲームを通して目的を達成するために(成功させたり試合に勝つ)、作戦タイムを設け、仲間とコミュニケーションをとるようにしています。
【小さな成長を大切にする】
大きな成功も少しずつの成長が積み重なってなせる事です。大きな目標を立てることも大切ですが、そこに至るまでに小さな目標を自分でたてて、コツコツとこなしていくことで気付けば成功へと到達するのです。
これらの言葉や考え方はあくまで私やARPSの考えであり、「絶対に正しい」ということはありません。また時代の変化に伴って変わっていくものもあると思います。しかし変わらないのは子ども達が「幸せに生きる力」を身につけるために、ARPSとしてできる事を柔軟に模索していきたいと思います。