ARPSは『All Round Players』頭文字をとったものです。オールラウンドプレイヤーは、「万能選手」「なんでもこなす人」といった意味がありますが、どんなスポーツでもできたり、上達が早くなるようにといった想いを込めて、アープスという名前をつけました。
前述したように、なんでもできる人になる、つまり運動神経が良い人になるには、身体と神経を繋ぐことが大切なのですが、そのためには小さい頃に多種多様な動きを経験する必要があります。
アープスのレッスンでは一見遊んでいるように見えるプログラムの中に、運動神経を伸ばす要素を取り入れながらいろんな身体の動かし方を取り入れているのです。
しかしいくら運動神経が伸びるのに必要な動きを取り入れているといっても、週に一度50分くらいでは劇的に変わるという量ではありません。だから子ども達が普段でもできるような遊びに近い内容のプログラムであったり、道具も特別なものはあまり使わないでできるようなものを考え、できるだけ普段の遊びの量と質を高めたいと考えています。
あともう一つ大切なことは、試行錯誤をすること。つまり自分で考えて動くということもとても重要です。レッスンではお月謝をいただき限られた時間でやっているので、効率を考える部分もあり、私達指導者も口を出すタイミングはとても迷うのですが、子どもが失敗したりうまくいかない時こそ試行錯誤のチャンスであり自分で考えるタイミングなので、普段の生活の中では口を出しすぎないようにする方が良いと思います。
遊びの中では、やりたいことをやり、自由な発想や、試行錯誤が生まれます。友達と遊んでいれば時にはトラブルもあるでしょう。そういった中から子どもたちは色々なことを学んでいるのです。
失敗してほしくないという想いは親は持っているものだとは思いますが、転ぶ前に手助けをしすぎてしまうと学ぶ機会や成長するチャンスを奪っている可能性もあるのです。
親は子どもに、正解を求めすぎないこと、見守ること。子どもはとにかく遊ぶことが、運動神経の面でも成長の面でも大切なことなのです。